思春期の頃ヴォーカリストになることを決意、そのころから声楽を学び始める。学生時代、とあるバンドにゲスト参加したのをきっかけに即興ボイスに目覚めたものの、バンド活動を活発に行うようになるのはもうしばらく後のことである。

現代音楽バンド（?!）「星の王国一座」三代目ボーカリストとして活動しはじめた頃、映像アーチスト・ミュージシャンの金大偉氏のライブへゲスト参加した。その時即興ヴォイスパフォーマンスを行い、以降ヴォイスとしての活動が本格化した。その後もしばしば金大偉氏のライブにゲスト出演し、企画アルバム「Music　Sphere vol.1」に参加。

またその傍ら、フォトグラフィックアートにも関わりを深く持ち、セルフポートレート展「Das　Liet（リート）」や自ら企画したグループ展「3MUSES」等を開催し写真・作品展等で活躍。同時期に星の王国が活動を休止したのをきっかけに新たなユニット「Titania（ティターニア）」の活動を開始。

2000年、金大偉氏とのライブ活動に加え氏の４thアルバム「Dragon」にも参加。その頃よりさまざまなアーチストとのライブにヴォイス参加やクラシックの合唱のエキストラなどジャンルこだわらない活動を展開。作曲・キーボーディスト高橋克行氏のバンド「Luminous-Free（ルミナス・フリー）」のメンバーとして暫く活動し2002年8月に1stＣＤ「META　PARADIGM」リリース後、脱退。

その後ジャズピアニスト谷川賢作氏とのコラボに参加、合唱エキストラなどの演奏活動をする一方で、作曲や演奏を手がけるRaphyと組んでソロ活動を展開。2004年1月音楽配信サイト「Muzie」「NEXT　MUSIC」にてネットソロデビューを果たし2004年末デモCD-R「森羅万象〜The　Creation〜」を発表。ライブ活動を本格化させるとギタリストでありジャーナリストでもある米持孝秋氏に見出され、彼のプロデュースで「森羅万象〜The　Creation〜」の正式版を制作することとなった。

2006年1月にレコーディングを完了し、同５月にはシンフォニックメタル界No.1プロデューサーであるサシャ・ピート氏のもとでマスタリング作業が行われた。8月にインディーズメタルレーベルとして知られるBlack-listed Recordsと契約し、傘下のBLMusicより11月11日にリリースされる運びとなり、その後は更に積極的なライブ活動を展開し現在に至っている。（※2012年11月11日をもって、Black-listed Recordsとの契約は終了いたしました。）

ソロ活動とは別に、近年は合唱団の歌唱指導を行っている。また、画家としても知られる恒松正敏氏のソロアルバムへの参加や、音楽作家菅野祐悟氏の製作する映画音楽の幾つかに参加したりもして着実に実績を積み重ねている。
2014年11月8日には、未藍千紗ライブ活動10周年を記念したライブイベントを、吉祥寺シルバーエレファントにて開催し成功を収めた。2015年より、プログレッシブロックバンド『誘精』の復活に向け、Raphy等と共に参加し、２回のライブを経た後に音楽性の違いにより脱退し、現在は更に自由な表現活動を希求し続けている。

2020年、未藍千紗活動１５周年をきっかけに、バンド【Mitaraphina】としてリハーサルを開始。かつて未藍千紗が参加していたTitaniaの曲を、大胆なリアレンジでレパートリーに加え、従来からの持ち曲と共に、広大なスケールのバンドサウンドによるパフォーマンスを現在展開中である。   
                                                        (2021/09/20)